上山  藤ノ木 (いさお)さん(32)

中里の上山水稲組合に務める藤ノ木功さんは、組合の中で最年少の32歳。

幼馴染の紹介で働き始めて今年で3年目となり、元々実家が農家だったこともあり即戦力として力を発揮しています。

上山水稲組合が栽培している稲は全部で40ha。

「普段は10人で作業していますが、地域の人も手伝ってくれてみんなでワイワイ仕事ができるので、楽しいです。地域の人たちの田んぼを守っている気持ちで田んぼを見ています」と話す功さん。

地域と関わりながら、感謝の気持ちで和気あいあいと責任感をもって農業をしています。

「今年から自分の田んぼとしてコシヒカリを20a始めました。将来的にはこの田んぼの面積を増やしていけたらと思っています。まだまだ勉強です。」

今年の7月より若手農業者の情報交換や農業生産性向上の中核的役割を果たすことを目的に設立されたJA十日町青年部にも加入した功さん。市内で農業をする若手農家との情報交換にも積極的です。

「青年部でたくさんの同世代の方とつながりを持てるのは嬉しいですね。自分は農業を一人で始めてまだ日が浅いので、今後の青年部の活動で初心者の為の講座があればうれしいです。青年部のみんなで販売戦略を学んだり営業のノウハウを学んだりしたいですね」と青年部での活動を楽しみにしています。

「担い手訪問をしてくれてるようですが、駆け出しの若手農業者のところにもJA職員からたくさん顔を出してもらって、農家の為の農協であることを期待しています」と要望を話してくれました。

子どもや家族との時間を大切にできるので、農業を選んで良かったと語る功さん。

若手農家のひとりとして、地域の農業を守っています。