FC越後妻有 西川美里さん(25) 
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小学3年生からサッカーを始めた兵庫県出身の美里さんが、FC越後妻有を知ったのは大学生の頃。

「『サッカー×農業』に興味があって初めて見学した時に、十日町の温かさに触れ、皆さん初対面の私に良くしてくれ・・・『あぁ、こんな大人になりたいな』と思ったのがこの地域に住むきっかけでしたね」

地域の『人』に魅力を感じ、2016年の4月にFC越後妻有に入団。
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大好きなサッカーと農業の生活が始まりました。

農業にはそれまで一切触れたことがなく、想像もつかない世界の中でゼロからのスタート。
いざ飛び込んでみると失敗の連続だったと言います。

「とにかく言われたことをやるしかなくて・・・知識もなく体力もなくて大変な1年でした」
そう振り返る美里さん。

農業4年目となる現在は仕事の流れもわかってきて地域との関わりも楽しめるまでに成長しました。

稲刈りでコンバインが埋まった時に助けてもらったり、農作業中に声をかけてくれ、野菜のおすそ分けをもらったり・・・そんなやりとりが続き地域の人との絆も年々深まっていったそうです。

「サッカーの試合に応援に来てくれたり、一緒にご飯を食べたり、農業も本当に学ぶ事が多くて地域の人にずっと支えてもらっていますね。じゃあ、自分はこの地域に何を返していけるんだろう・・・といつも考えています」
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地域に支えられ、農業に対する想いもより一層強いものに変わっていきました。

「目標は地元の農家さん。地元農家さんたちが守ってきた田んぼを今度は私たちが守って繋いでいきたい。サッカーではFC越後妻有として試合に出るのが夢です。毎年開催しているサッカー教室も初心に返れる場所。地域の子どもたちにサッカーの楽しさを伝えていきたいですね」

農とサッカーに強い想いを持ちながら地域と共生する美里さんは、地域にとっても欠かせない存在となっています。

                                                                                   2020.広報誌とかちゃん1月号掲載