津南町相吉 内山拓海さん(28)

 津南町で農業を営む内山拓海さんは、祖父の代からの農業を受け継ぎ、就農8年目となります。現在は父・勝也さんとともに、雪下にんじんや米、インゲン、小菊などを栽培しています。

高校時代から農業を手伝っていた拓海さんは、「他にやりたいこともないし、やってみようかな」と、自然な流れで農業に興味を持ち、専門学校で農業の基礎を学んだ後、20歳で就農しました。

 父・勝也さんと役割分担をし、小菊は拓海さん、その他は父・勝也さんが中心となり、家族経営を行っています。

「農業の面白さを段々と感じ、父と一緒にやることで分からないことはすぐに聞けるし、こちらの提案もきちんと聞いてくれて、親子だから安心感があります」と話します。

 父の代から続く雪下にんじんは、拓海さん自身も大好きな野菜の一つです。収穫は3月下旬から4月中旬ごろ。

「雪を掘り起こす作業は除雪が進まないと畑に入れず、雪の状況に左右されます」と、自然の厳しさも感じています。

「自分のやり方次第で出来が変わるところが面白い。成功も失敗も経験の積み重ねが農業の魅力ですね」と話します。

 そんな拓海さんは昨年から、小菊栽培にも挑戦しています。知人の勧めで興味を持ち、ほ場巡回などを通じて技術を学んでいます。

小菊を栽培している生産者同士の交流も盛んで同世代の農家も多く、「相談したり、新しい技術について情報交換ができる環境があるのは心強い。ほ場を見ながら意見を出し合えるのも楽しいですね。手間はかかるけど、出来の良い一本を見た時は嬉しいです」とやりがいを感じています。

今後については、「小菊の量を増やしながら、品質の良いものを作ることが目標です。雪下にんじんは津南のおいしい特産品なので、もっと広めて多くの人に食べてもらいたいです」と笑顔で話す拓海さん。新しい挑戦を取り入れながら、今日も農業と向き合っています。

2026年4月号掲載